SE toi

2004年3月24日 お仕事
むかつくむかつくむかつく,やってられんやってられん。
SEなんて嫌いだ。
仕事なんて嫌いだ。投資家になってやる。

もっとも,今日セクハラ系ジチヨー1名が,女性社員に,
「君,SEって何の略だか知ってる?」と聞き,
女性社員が,
「シ、システムエンジニヤじゃあないのですか・・・?」と応えたところ,ジチヨーが,
「チチチ,違うよ,俺たち,スケベエンジニアだよ,うしししし」
と宣ひ賜はれたことについては激しく同意してしまったが。

厳密には,セクハラエンジニアが正しいように思った。
論文執筆業務が一通り片付きモードへ突入.

「ユリイカ」で興味深い引用論をみつけた.
学術系の論文における引用は,
1.本気リファー
2.儀式的リファー
に分けられるそうだ.

1.は引用元が本文の論展開に直接関係するような引用である.
2.は,「とりあえず引用元の文章なんか読んでる暇無いけど,これをここで引用しておかないとまずいでしょう」というよくある似非引用のことである.

これとは少し別の切り口で引用を分けてみよう.
A. 必然的リファー
B. 必然的ではない(衒学的)リファー

ここで,少しおかしな記号を用いると,
"1. (ならば) A."は成立し,逆は不成立である.必然的な儀式的リファーがあるだろうから.
"2. (ならば) B."は不成立である.

当然のことながら,"1. (かつ) 2.","A. (かつ) B."はともに空集合のはずである.が特に後者については,人文系と理工系で意見が分かれるところなのかもしれない.

さらに,直引き/孫引きの分類も可能ではあるが,ここではあまり重要ではないし,この分類をさらに掛け合わせることにより徒に包含関係が複雑になってしまうので.

文理問わず,「研究」という名のもとに排出される文書については,1.(→A)のみで良い.無価値な引用をして,引用元の価値を不用意にあげることに寄与することは,引用カウンター配備のこのご時世において危険で嘆かわしいことである.孫引きについては,本文との直接対応関係があれば問題ない行為だと思う.
ISBN:4873111080 単行本 Ken Lunde (逆井 克己 訳) オライリージャパン ¥12,800

「毎日これがなきゃ仕事にならん!」といったわけでも,「これがあったおかげで仕事がはかどる」といったことでもなく,ましてや「これのおかげで新しい出会いがありました」なんてことは1つもなかったのである.あるより無い方がマシ程度.ただ,主に欧米人向けなので,彼らから見た漢字感と我々のそれとの違いがわかる点はなかなか楽しめた.が基本的にこんな高価な本を自腹で買うのはばかげている,というより,いくらなんでもこの値段は高すぎるだろう.

ラビオリ日記

2003年5月15日 お仕事
超越論的な昼休も終わり.
この部屋で独り仕事も今日で終わりだ.
明日は引越し.

やっと図書館カードが更新されたので,
リラダン全集と2度目のリオタール,デリダ,クワイン
を借りた.あと,
「中国知的財産権ハンドブック」というのも借りた.

*****

(なし)

*****

[愚痴]

[前者]アタマノワルイ上司を持つととことん心配になる.
もちろん上司を心配などするわけは無く,
ここで言う心配とは自分の心配だ.
曖昧すぎる指令系統や理解能力の低さ時間/コスト
への無頓著に俺が慣れてしまわぬか,慣れて,
虚ろな眼で廃人のようなサラリーマンになって
しまうのか? てゆーかサラリーマンって一生
サラリーマンなのか? どか〜んとフェラーリ
とか一括で買うことはできないのか?この先も
昇進や給料について気になってしまうのか?云々.

これが,入社以来悩まされつづけてきた事だ.

[後者]博士号をnコも取得したことが何よりの誇り
である「アタマノヨイ」上司を持った時も心配に
なった.天才的な頭の回転は認めるが,それも殆
ど自己弁護と詭弁と知識自慢にしか使われていな
かったのがなんとも勿体無い.俺もこんな人と
話してばっかりいたらいつか詭弁家になって
しまう,口だけ番長になってしまう,結局
詭弁家が支配する世の中だったってことなのか? 云々.

思うに,前者のようなタイプには,
「指示代名詞へ減らせ」,「言及している事象/対象をまず明確にしろ」
と言いたい.
「前言ったことと違うじゃん!」すら言えないレベルだから困ってしまう.

後者のようなタイプには,
「まず落ち着け,黙れ」
「知識と詭弁術だけじゃん」
と言いたい.いやその前に,
「そんなにいうなら,大学もどれよ」
かもね.

前者は学歴コンプレックス,
後者は学歴偏重主義.
勝手にしやがれ.

***

クエリ拡張も大変だよ,まったく.
シソーラスめ.

タブローの切り口2つ.

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インシュリン 血糖 測定 体内 投与 血糖降下薬 すい臓ホルモン 動物蛋白質 血液成分 C‐ペプチド インシュリン抵抗性 血液化学検査 ぶどう糖負荷 計測

あるいは,

インシュリン 血糖 測定 体内 投与 インシユリン インスリン メジヤ−リング メジヤリング メジユアリング 測定型 測定形 測定系 測定兼 測定後 測定済 測定済み 測定時 測定式 測定前 測定側 測定中 測定的 測定法 測定法用 測定用 測定用系 投与型 投与形 投与系 投与後 投与時 投与法 投与用

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↑のようにしないで,接尾辞だけを好きなときに
好きなだけ追加できるようにすればよいのに.
と思う.

久々に,
自由が丘のスポーツバーのラビオリが食いたい.

哲学探究

2003年4月13日 お仕事
土曜は体調も悪くて,頭脳労働と睡魔で
イマイチだった.ヴィトゲンシュタインの
議論にもぼくはまったくついていくそぶりを
みせなかった.

「言語ゲームって簡単に説明していただけます?」

説明しても無駄だったろう.
しかし,情報検索の世界にもこんな概念が
突っ込んできたなんて驚いた.

家族的類似が認知科学の世界に入ってきたのは
大分前のことだけれど.

いや,ただ,一人のペダンティストが
いただけなのかも知れない.

個人的な意見としては,意味不明の参照だった
ように思える.そもそもヴィトゲンシュタイン
は「意味」などないと言い切っているのだから.

土曜夜〜日曜とてもよい日だった.
雨も上がってだらだらカレーを食って.
カレーは日本における幸せの象徴である.
とも言えるような気がする.

先週はちょっと疲れすぎた.
でも,まだ疲労がぬけていない.

閉幕○ンポ

2003年3月14日 お仕事
今日は母校に直行直帰。
電車1本のはずが,
鷺沼どまり→急行→各駅の2回乗り換え。

ゼミの合間に昼飯を食ったスロープを
壊してできた講堂+カフェテリア。
業界人が一堂に会した。
講座終了のシンポジウム。
雲無き空にできたばかりの二本の筋雲は,
できたとたんに移動する。
ラインごと移動。

TVでみたことのあるN氏がぼくに話し掛けてきた。
毎日のようにメールを差し上げている共同研究
相手のC社の人間になったのだそうだ。しかも,
我等が某助教授の後輩とのこと。
N氏曰く「みんな繋がっていますね!」
狭い業界/学会ではあること。
前の主賓は今日のホスト。

我等が某助教授はやはりすごい。
贔屓目抜きにしても,発表態度の緻密さには
目をみはるものがある。研究分野の如何を
問わず,この姿勢は形式的弟子として受け
継ぎたい。それを受け継いでいる時に非常に
不快になることも無きにしも非ずだけど。

ホントに狭い業界だ。

阪大からの名物教授。質問が長すぎることで有名。
氏もC社に関わっているらしい。
こないだ勉強会で同席したK教授もきていた。
やはりグラサンをしていた。
学生の時に顔と名前ぐらいは知っていたS教授
とは昼飯の時の講演者控え室にて気さくにお話
させていただいた。欠席だったが,学部時代の
学部長は学長になっていた。会社の先輩の前の
会社における「苦手な人」がH大学の教授に
なっていた。別の先輩の前の会社の同僚がいた。
そしてぼくの研究以外の恩師と,大学院時代の
同僚後輩と飲んだ。N社N専務お久しぶり。
後輩を一人,社長に紹介した。若手官僚と知り
合った。以前からとても気さくに対応して頂いて
いる寄附講座のM助手とは今後K教授の勉強会で
会えるかもしれない。特徴的な部分白髪のI社
(すずかけから近いのか)の研究者や去年T研の
ゼミでお会いしたF社M氏とは話さなかった。
忘れてた。ぼくが社でデモった時の辛辣な意見を
言うC協会のお客様がいたがシカトした。今日は
営業の日ではない。おばちゃまユーザが一番苦手。
バイト時代に店長によく言われた
「女性のお客様には『ぼくは貴女に一目惚れです(はあと)』的な態度で接客せよ」
という言葉はもちろん通用しないし,
そんな技を出したくも無い。いや,もう出せない。

立食はなんだかいまいちだった。
黄色いライスの味が薄かった。
パスタの味も薄かった。
ぼくが最近濃い味になったのか?
たぶん極度の二日酔いだったのだ。
昨日は銀座で沢山飲まされて,
電車で立ったまま寝たため,
梶ヶ谷で待ち合わせのTを宮崎台まで
来させてしまった。高津までは確かに
起きてたのだが。Tと尻手黒川の例の店に行く
のは初めてだった。とてもそうは思えなかったが。

思えば,2年前の開会シンポジウムの時より
知り合いが増えた。ちょっとばかり,
来年度の国際学会2連発へのモチベーション
は高まってくる。

ただし,ぼくの本業が今の仕事ではない,と
いう意識はつねにここにある。

こんなことをここにかくのはまったくもって
健忘録だ。実名不出のため多分あとで混乱する
だろう。でも,この日記自体健忘録的意味合い
があるのではないだろうか?

明日は4時起きで羽田→札幌。
安い便をとったらこんな事になってしまった。
たまぷら発直行バスにも乗れない。
札幌についたら即デジカメを買って
JRタワーにのぼろう。
あさっての式では誰に会えるのだろう。