ISBN:4122043522 文庫 鷲田 清一 中央公論新社 2004/04 ¥840
久々に,平易でかつ的確なことを言う小論文集に出会った。まったくもって比較にならないけれど,著者は,M・トゥルニエの「イデーの鏡」なんかよりも数段にすばらしいことを言っている。なによりも誰にもわかる言語で書かれている点が評価に値する。激混の朝の田園都市線なんかで小さめの女性の頭上で読むのに適している。寄り道や遠回りの賛美,目的を持ちすぎることへの警鐘にひたすら同意。
久々に,平易でかつ的確なことを言う小論文集に出会った。まったくもって比較にならないけれど,著者は,M・トゥルニエの「イデーの鏡」なんかよりも数段にすばらしいことを言っている。なによりも誰にもわかる言語で書かれている点が評価に値する。激混の朝の田園都市線なんかで小さめの女性の頭上で読むのに適している。寄り道や遠回りの賛美,目的を持ちすぎることへの警鐘にひたすら同意。
コメント