2003年10月7日
「激画ジッパー」は何処へ?

ところで,
昭和から平成を経験したぼくは
「崩御」や「下血」という単語を知っている,
今,中3か高1であろう15歳の人は
この単語を
知っているか?

知っているからといって別に自慢になるわけでも
なんでもないが
そのことが今日
無性に気になっていた.

あるいは"wish you were here"の
オボロゲな詩の中で,
「「下血」と「切れ痔」を見分けることができるか!お前は」

ブコウスキーはセリーヌを評価していた.
N取締役は,
俺が報告書に「○○については,客観定量評価の必要性を痛切に感じる」
と書いたことを評価していた.
自慢ではない.
そんなことよりも,
偉い人は見ていない,
ワードやらヴィジオやらできれいにお絵かきしたシステムやらデータベースやらってやつらは,
本当は少しの視覚野と多大なる線形的直列的アナロガス野を
働かすことにより実現されることを.

だってそうだろ,
いくらヒトの免疫システムについて
イムノグロブリンを巧妙に色分けして,
リガンドとレセプタを誇張して
「エグゼクティブサマリー」志向に基づいた
3D劇画風に描いたって,
要はすでに鼻水と頭のボーっとし具合が
一番如実に物語って
しまっている話ではないか.

世田谷文学館に行かねば!

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