ひっこし手伝い的感慨散文

土曜の午後に急遽引越し手伝い確定．
近年最高量の汗を流したせいか，
あるいは，
友人の8年越しの巣を去ることへの
幾許かの感慨なのか，
普段使わないような視点で考えることが多かった．
リンキンからレッチリへ，
灼熱の集中砲火から，北国のような夏の夜へ．

一往復目にガオカGAPに寄って，
shoeとTシャツ短パンを揃えた．
同じ物を買った．赤地に白い文字で，
"Texas Slim’s"
テキサスに所縁も無いし，特にスリムでも
無いけれども．

無邪気な童心と漂い続ける切なさ．
なにが切なかったのかは今もわからない．

だだっ広い家具屋，
イベントとしての捉え方以上の何か，
森林に囲まれた高速道路，
ぼくの実家と同じような，家を過ぎる風，

もしかしたら，KKのバンの直後につけた時の，
買ったばかりの家具越しにみえた
二人のシルエットだったのかもしれない．

それとも戻れない過去，過ぎ去った過去という
永遠の定番？！

「切ない」という単語には"時間の概念"に依存する
感情が込められている.

戻りたいと切望しているつもりでもないのに，
「戻れない」というその普遍的法則のおかげで，
すべてが切ない色に染まる時もあるのかも
しれない．

maybe， probably， ... will....?