いい新人バンドをみつけた.
ATARIS.
何人だか知らないが,
多分,アメリカ人らしくないアメリカ人
のような気がする.
パンクベースなのに,めちゃくちゃせつない
響き.

ブルーハーツやモン?とはまた違うせつなさ.
モン?も良く聴いたがどうもかっこつけすぎる.
奇麗奇麗しすぎている.
平和だなんだ君の愛だなんだ言っているが
あんまり重要には感じられない.
それに無理して英詩を書いているところが
けしからん.発音悪いし,歌下手だし.
哀愁のメロデーと疾走感(これだこれだ)が
気持ちよいのだが.

ATARISは昔ぼくが飲んだ勢いで友達と作った
曲と共鳴する(とぼくは勝手に思う.)

*****

まったく日本はこういうときに情けない.
意見を言えないのである.
独立国ではないことを痛感.
教える方も既に洗脳をうけているから
どうしようもない.

「軍隊を持つ事はいけないことだ」
という教育を受けた.
憲法9条の大切さを学んだ.
これぞ,「ザ・洗脳」

国家システムの「防衛」モジュールが
ないと独立しているとは言えない.
なぜかというと,ここでは「国家の内包的意味」
ではなく「国家という概念の使用的意味」
が問題だからである.
無論,前者を用いたとしても,
それをなかなか言い切ることはできない.
(プラトンからオーウェルまで…)

自衛隊なんて明らかに中途半端で憲法の
存在を希薄にするばかりの胡散臭い中間生産物.
戦争は良くない.
侵略も良くない.
だけど,
なぜ防衛が良くないのだろうか?

北朝鮮が攻め込んできたら困るから
アメリカに良い顔をする姿勢をいつまで
続けなくてはいけないのか?
頼りのアメリカが徐々にナチ化しても
逆らえないのか?
戦後に引きずられすぎだ.
秀吉に朝鮮出兵に誰が実質的な保障を
もとめている?

実際考えてみよ,
イラクに集中してアメリカがテポドンから日本を
守りきれなくて,東京が死滅した場合...
あんなコ汚い金正日デブのおかげで,
ビルが崩壊し,あたりにはとろけたり焼け爛れた
手足が吹っ飛んだ人間で充満することを.
この平坦だったり最安値だったりリストラだったり
するかもしれないが,それなりに落ち着いた平和の
日本が,一人のデブのエゴの毒牙ごときで一瞬に
して血の海と化すくらいなら軍隊をもっと鍛えても,
そして,いい加減法的にみとめて正式に防衛すべき
である.もちろん他のアジア諸国への配慮は重要な
問題だが,近い将来この国がどこかに侵略するなど
俺には思えないし,そういう弱い頭を国の頭にしない
ことが国民の義務だ.憲法9条よりも優先すべき義務だ.

昭和天皇も東条英機も三島由紀夫も既に死んだ.
金だけだして,守ってもらう,
そんなチンカス国家にいるのはなんとも
不潔だね.

徴兵制など問題は色々あるが,
昨今ほど自衛隊を超える国軍の必要を感じる.
軍をもっているほとんどの国を見よ.
侵略や内政干渉まがいのことを行なっていない国は多い.
先進国で蛮行しているのはアメリカぐらいでは?

問題の核心は保持する側の頭の弱さだ.

そして歪まない仕方での国の愛し方.
国を愛することが「右翼的」という低い徳の
地位に甘んじているのは,

・戦後体制が未だに続いていること,
・頭なし,スタイルだけ,の極端な右翼思想の悪イメージ

のせいだと思う.某隣国ほどとは言わないが,
せめてもうすこし「日本人でよかった」とか
「日本語ってよいね」(これはまた別問題,
日本語ブームが過激化しているのはまったく
アホらしいと思う)とか堂々といえないのかね.
俺は言えなくても,言えるところから言いたいね.

問題把握と自己嫌悪は別物なのだ.

*****

最近バルザックを読んでいる.
やっぱり見事だとは思うも,
はっきり言ってバルザックがそれほど
「仏文学の巨匠」扱いされる理由がわからない.
まだ1作しか読んでいないけれど.
きっと,彼以降彼のスタイルが確立され,
それが世界的近代現代文学に拡散して,それが
今の作家のどこかにも受け継がれているから,
ぼくがそれに慣れていたためか?
味噌ラーメンにしてもそうだが,「元祖」を
「すばらしい」と感じられないケースもわりと
多い.

プルーストを初めて読んだ時は,
最初の数ページでトリップしたが.
好みの問題もあるのだろうね.

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