まちぼうけ

2003年2月6日
まったく忙しい.ね.
何でいつも帰り際に忙しいのかな.
というか,いつまでたっても
コンピュータの計算待ちから開放されない.

だめだ,一晩投げて今日のところは帰ろう.

最近ゆったりと文字を書いていることが少ない.

あたり前のことを書くが,人の癖って面白いね.
たとえば,
メールを書いている時だけ背筋が伸びている
ぶちょー.うちの親父もそうだったりして.
あ,でもそういやあ,うちの親父はあまり
メールとかパソコンとか使っていない,と
いっていたっけ.
出爾樽出刃井戸.なのかに.

こないだ電車で横に座ったおばあちゃんが,
でっかい字の携帯でメールを書いていたのが
印象的だった.1文字1文字噛み締めるように,
間違えては戻り,戻ろうとしたら消去しちゃったり,
どうしても気になったので,
(そして字もでかかったので)
その文字列を読んでしまった.
もう忘れたけれど,
「私は大丈夫だよ,親心が云々…」
みたいな内容だったな.
ま,内容は兎も角,新たなものに
対するアプローチに年齢は関係ないのだ.
まったくうちの両親も見習って欲しい.

おばあちゃんでもう1つ,
先日スキーに行く時荷物が大きかったので,
駅のエレベータに乗ろうとしたときのこと.
おばあさんが,扉を開けてまっててくれて
いたので,駆け込み,
「どうもすみません」と言うと,すかさず,
おすまし顔で,
「何階ですか?」ときたもんだ.
1階と2階しかないM駅では,
突風的笑いをこらえるのが大変だった.
きっと普段からエレベータの開閉ボタン係を
やりたくてしょうがなかったんだろうね,
おばあちゃん.いつも自分でやりたいのに,
若い者がさっさとやっちゃって,
やさしい表情で
「何階ですか?」
と来るもんだから,その若者の行為から
与えられる{幸福感,隣人愛,老人愛}
にひたるのみならず,今度は自分もこの
享楽を誰か,とくに若者がよいだろう,
に与えたくて与えたくて,
いつかは!と,エレベータに乗る度に
隙を狙っていたのでしょう.

コンテキストは微妙に違ったが,
まぁ彼女が目的を達成できてよかったと
ぼくは思っている.

思い込み.だろうか.

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