フタをされたがる世界
2002年11月9日 言語/哲学的妄想夜空の星を眺めると,
無意識のうちに,
天蓋を想定している.
ぼくらは,運ばれてきた皿の
上のチキンやビーフではないのだ.
悲しきかな常識と客観性の呪縛.
逆に,閉じていないように思えるところに
内密の無限性を考えることもある.
デニーズのチキンシーザーサラダプレート
にも閉じた世界がある.
昼の喧騒の中の静謐な隠れ家.
レタスの上にそそぐ,パルメザンの光線は,
焼けて一層動きを増した肉体と一体化した乳白色の体液に,
窓のない空間を確保する.
しかし空腹のぼくは,世界を乱雑に破壊すると
同時に,消え行く世界への憂いを隠せない.
想像にはあらゆるジレンマがつきまとうのだ.
---
ブルトンの「魔術的芸術」の普及版が,
すでに刊行いることに今ごろ気づき,
早速書店に出かけるも,
店頭で見つけた当該本があまりにも傷ついていたため,
また,新本に特有の森と油脂の複合的な刺戟が損われていたため,
自重した.
---
天蓋のアルタイルと,ぼくの眸の間の
空間には,何があるのだろう?
そこに所謂objectはあるのだろうか?
---
ああ,ダンキンドーナツで,
世を明かした日々を思い出したい.
4時ごろに,いやらしくも客を追い出す
「店内清掃」にもう一度むかつきたい.
そして,『ぼくに傷ついてよ』
無意識のうちに,
天蓋を想定している.
ぼくらは,運ばれてきた皿の
上のチキンやビーフではないのだ.
悲しきかな常識と客観性の呪縛.
逆に,閉じていないように思えるところに
内密の無限性を考えることもある.
デニーズのチキンシーザーサラダプレート
にも閉じた世界がある.
昼の喧騒の中の静謐な隠れ家.
レタスの上にそそぐ,パルメザンの光線は,
焼けて一層動きを増した肉体と一体化した乳白色の体液に,
窓のない空間を確保する.
しかし空腹のぼくは,世界を乱雑に破壊すると
同時に,消え行く世界への憂いを隠せない.
想像にはあらゆるジレンマがつきまとうのだ.
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ブルトンの「魔術的芸術」の普及版が,
すでに刊行いることに今ごろ気づき,
早速書店に出かけるも,
店頭で見つけた当該本があまりにも傷ついていたため,
また,新本に特有の森と油脂の複合的な刺戟が損われていたため,
自重した.
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天蓋のアルタイルと,ぼくの眸の間の
空間には,何があるのだろう?
そこに所謂objectはあるのだろうか?
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ああ,ダンキンドーナツで,
世を明かした日々を思い出したい.
4時ごろに,いやらしくも客を追い出す
「店内清掃」にもう一度むかつきたい.
そして,『ぼくに傷ついてよ』
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