夢の放尿

夢　を見た.

ぼくは青い車で彼女とドライブ.
真鶴道路か，小田原厚木道路か，
西湘バイパスか，あるいは東名.

下り車線の大渋滞.
上りの渋滞に比べると，
テンションは下がらない.

まわりでは，立小便をする野郎ども.
それをみてるぼくにも尿意.
道路でするのはちょっとなぁ.

丁度叢の横で車が突然寝息を立てたので，
運転を代わり，ぼくは車をおり放尿.
ふつうに気持ちよい.

立ち放尿しながらぼくは雲の形の
必然性と偶然性について考えた.
死んだ姉さんにしかみえない雲は必然的な雲.

叢を出ると，もうそこに青い車の光沢はなかった.
もちろん彼女もいない.それが永遠の別れだという事を
何故かぼくは知っていた.

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朧な目を開けると，
ぼくは違う彼女を抱いていた.
髪の匂いで，昨夜はじめて彼女を抱いたことを思い出した．　

そして夢の事を
彼女に話した．
少しだけ歪めて．