組閣な破格なような誕生日

4月26日はルードヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
の誕生日．そして，ぼくの誕生日.

前日のワインの赤のほろ酔いが，
誕生日の午前に降り注ぐ.
lexical chain，すなわち語彙連鎖．
ことばとことばが見えない糸で結ばれて，
表面上の記号の羅列のふところの
意図や意識が浮き上がる.

そうこう論文をあさっているうちにいつも
帰りの時間．観念したかのように，H教授に
メールを出す．受信を待たずに会社を出る，
と．さあて，普通ならイトーヨーカドー
でマグナムドライの時間だけど，今日は
誕生日．わがまま言い放題.ってわけじゃあ
ないが.

飯田橋の橋の上でうめちゃんと合流.
橋の上では外国人が神楽坂を写していた．
どこが被写体なんだろうか？？坂？
坂をぶらぶらしていると，あやしげなバー．
ピンク，おぶせっしょん．
うめは「らぶほちっく」と言っていたが，
ぼくはじつは違うことを連想した.
う〜ん，今日はお互い舌が回ってるぜ．
話が終わらない！時間がない！酔った！
ありがとう．半蔵門でリクルートをしていた
去年の誕生日から比べて格段のレベルアップ．

「タイムリミット」があるからこそ，時間が
貴重に思えて，「いい時間の使い方した」な
どと思うのだろうか．たとえそうだとしても，
「時間無制限」の夢は捨てられない.

相鉄線の日々や町田市緑区の日々，自由ヶ丘の
日々がものすごく遠い日の水中花火のように
感じられる今日この頃．でもぼくの体内の細胞
核が絶えず分裂しているからといって，ニューロ
ンがパルスを伝達しているからといって，ぼくが
それを現象的に確認するすべはない．