駅で姦

2001年3月11日
そういえば,昨日神田の古本屋めぐりをして
いた時,哲学人を見つけた.岩波書店の2Fに
岩波専門の古本屋があるのだが,そこのおっさ
んが面白いのだ.少年が高価な本を2冊買おうと
していると,おっさんは,

「なぁ,これ読んだあとにこっち買ったって
 いいだろ?,まぁ,本なんてなぁ買ったと
 て最後まで読みきるとは限らないしさァ」

「人間ってのはよォ,おもしれーもんでさァ,
 高い本は絶対必死になって読んじゃうん
 だよな」

もう話し出したらとまらない.少年はただ頷く
のみ.でも,最後に,

「じゃあ,こっちはおまけしてあげるからよ
 また来てな.」

ぼくがものすごく探していた本もそこにあった.
ヘルダーリンの「ヒューペリオン」.割りと良い
保存状態だが,文庫本のくせに,「廃刊」とい
う理由のみでその値段は2500円にまで釣りあがっ
ていた.くー,殿様商売め.ぼくは,おっさんの
説教を受けたくなかったから,店を出た.

無理してでもそこで買うべきか,はたまた,新
本の全集を買うべきか.いや,それとも,大学
の図書館で全コピーするとか・・・寧ろ盗むとか・・
ブックオフで宝捜しをするか・・・

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今日は,友達の解散ライブをサボってしまった.
ま,前の日に飲んだからいいやー,と思ったのも
あるが,体調が少しヘンだった.

というのも,前日酔っ払って電車に乗ったのまで
は良かったのだが,全く不明な理由で,一つ前の
梶ヶ谷駅で降りてしまい,しばらくホームのベン
チに座ったまま眠ってしまったらしいのだ.目を
覚まし,何分寝たのかわからぬまま辺りを見回す
と,誰もいない.寒い.風が吹き荒ぶ.暖をとろ
うと比較的入り組んだ階段裏に行くとアオカン寸
前のカップル.まぁ,この時期だからアオカンは
ねーだろ,と思って気にせず座る.そうだ,うん,
外でヤりたい気持ちは良くわかる,世の中アレコ
レSweet Emotionだらけだからな.ま,しかし,
いくら札幌出身の俺でも,この時期のアオカンは
イケナイと思う.

家に着き,すぐにベッドに入るとすぐに寝た.
次の日,すなはち今日は,ずっと体調がすぐ
れなかったし,ココロもなぜか沈み気味だった.

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