海苔とサザンと煩雑さ
2001年2月24日朝起きて,何も考えずにスーツを着た.
画面に向かって就職活動をした.ゴミを
捨てた.赤ラベルの空き缶も捨てた.
有明海の海苔がとれない.
いわゆる,「公共の福祉」の問題.
それがある個人や特定の地域の集団にとって
正しくても間違っていても,「国家」の決断
というものはだいたい事後的に正当化されて
しまう.無論,戦争で負けたり,経済政策が
甘かったり,等のわかりやすい指標がある場
合は問題はより単純になる(あくまでも,事後
的な正誤判断という意味で).今回の諫早湾の
問題はそういった意味で「国家」が行ったこと
の正誤性がわかりずらい亊なのかもしれない.
自然を加工することによって文明は進化してき
た.その際に淘汰されるものも常に存在した.
淘汰される側は,生き残りをかけて,「悪者」
を探し,それに対する抗議に全力を注ぐ.
バスの中にはいつもひとりかわいい娘がいる
もんだと思っていた.今日はじい様やばあ様
や,へたれやらオヤジやらそろそろ風呂に入
ったほうがいいやつやら.
発表用のパワーポイントをポスター発表用に
改変した.主に,ヴィジュアルにうったえる
部分の強化.できあがったパネルを同僚にみ
せると,「サザン色」と命名された.
ぼくのパネルは,盛り上がってるわけでも,
盛り下がってるわけでもなかった.たまに
人が来て質問をしてゆく.ある時,ニューラ
ルネットワークのY先生が訪れた.最初はこち
ら良いペースでノウノウと話していたが,や
はり,専門的に突っ込んでゆくと,ぼくの理
論には隙間風.まぁ,何とか,理解していた
だいたみたいだ.同時に来ていたN先生は一
言も発せずに,ただただ頷きながらぼくの話
を聞き,最後に,ヤハリ無言で金色シール
(何でも,ベストポスターアワードも同時開催
らしい)を貼っていってくれた.時にヒロキが
来ていた.なぜかぼくはヤツに同僚の研究の
説明をしていた.人の研究の発表って責任が
なくて面白い,と思うも,突っ込まれるとき
っとわからんのだろう.うん.
研究室に戻ると珍しく同僚は先に帰った.
教授に呼ばれて論文の修正版を提出した.
横の研究室のやつらが,
「よかったら一緒に飲みませんか?」
と言ってきたが無碍にことわった.
そして,誰もいない部屋で’We are the world"
を聴き&歌いながらサントリーオールドをラッパ
で飲んだ.このLABはこの半年で荒れすぎたな,
と思った.ぼくの私物やだれの所屬でもない文書
や本を一まとめにし,それぞれ手にとって読みか
えす.稚拙な文章から,散々に痛めつけられた
文章まで無作為に抽出された言葉たちよ.いや,
それは言葉ですらない記号の時もある.
どれほど飲んだかわからないが,研究室で吐いて
も洒落にならないだろうと思い,去る.
ミスドにいった.超ひさびさの●●店.
あ!最近会ってなかったあの娘がいる!
彼女はぼくがいるときは(当然「いないときも」
だろうが)いつもおかわりコーヒーを注ぎに来て
くれる.他の店員は来てくれない時の方が
おおいのだが,彼女の場合確実に一度は来てく
れる.ただそれだけだが,ぼくはそんな時に
ブコウスキの自伝小説のなかの「はじめての
自慰行為」の部分に没頭していたり(ちなみ
にこの文章,ワードの校正に引っ掛かります).
まぁ,一つ言えるのは,「見てるだけ」だから
楽しいのだ.それを超えると「現実」的な
部分と対峙せざるを得ない状況は必死であり
ぼくはそういうことでの神経浪費はあまり
好きではない.
ぼくの生き方や部屋は,「煩雑」という言葉が
似合うかもしれないが,男と女の間に生ずる
「煩雑」だけは避けて通りたい.
画面に向かって就職活動をした.ゴミを
捨てた.赤ラベルの空き缶も捨てた.
有明海の海苔がとれない.
いわゆる,「公共の福祉」の問題.
それがある個人や特定の地域の集団にとって
正しくても間違っていても,「国家」の決断
というものはだいたい事後的に正当化されて
しまう.無論,戦争で負けたり,経済政策が
甘かったり,等のわかりやすい指標がある場
合は問題はより単純になる(あくまでも,事後
的な正誤判断という意味で).今回の諫早湾の
問題はそういった意味で「国家」が行ったこと
の正誤性がわかりずらい亊なのかもしれない.
自然を加工することによって文明は進化してき
た.その際に淘汰されるものも常に存在した.
淘汰される側は,生き残りをかけて,「悪者」
を探し,それに対する抗議に全力を注ぐ.
バスの中にはいつもひとりかわいい娘がいる
もんだと思っていた.今日はじい様やばあ様
や,へたれやらオヤジやらそろそろ風呂に入
ったほうがいいやつやら.
発表用のパワーポイントをポスター発表用に
改変した.主に,ヴィジュアルにうったえる
部分の強化.できあがったパネルを同僚にみ
せると,「サザン色」と命名された.
ぼくのパネルは,盛り上がってるわけでも,
盛り下がってるわけでもなかった.たまに
人が来て質問をしてゆく.ある時,ニューラ
ルネットワークのY先生が訪れた.最初はこち
ら良いペースでノウノウと話していたが,や
はり,専門的に突っ込んでゆくと,ぼくの理
論には隙間風.まぁ,何とか,理解していた
だいたみたいだ.同時に来ていたN先生は一
言も発せずに,ただただ頷きながらぼくの話
を聞き,最後に,ヤハリ無言で金色シール
(何でも,ベストポスターアワードも同時開催
らしい)を貼っていってくれた.時にヒロキが
来ていた.なぜかぼくはヤツに同僚の研究の
説明をしていた.人の研究の発表って責任が
なくて面白い,と思うも,突っ込まれるとき
っとわからんのだろう.うん.
研究室に戻ると珍しく同僚は先に帰った.
教授に呼ばれて論文の修正版を提出した.
横の研究室のやつらが,
「よかったら一緒に飲みませんか?」
と言ってきたが無碍にことわった.
そして,誰もいない部屋で’We are the world"
を聴き&歌いながらサントリーオールドをラッパ
で飲んだ.このLABはこの半年で荒れすぎたな,
と思った.ぼくの私物やだれの所屬でもない文書
や本を一まとめにし,それぞれ手にとって読みか
えす.稚拙な文章から,散々に痛めつけられた
文章まで無作為に抽出された言葉たちよ.いや,
それは言葉ですらない記号の時もある.
どれほど飲んだかわからないが,研究室で吐いて
も洒落にならないだろうと思い,去る.
ミスドにいった.超ひさびさの●●店.
あ!最近会ってなかったあの娘がいる!
彼女はぼくがいるときは(当然「いないときも」
だろうが)いつもおかわりコーヒーを注ぎに来て
くれる.他の店員は来てくれない時の方が
おおいのだが,彼女の場合確実に一度は来てく
れる.ただそれだけだが,ぼくはそんな時に
ブコウスキの自伝小説のなかの「はじめての
自慰行為」の部分に没頭していたり(ちなみ
にこの文章,ワードの校正に引っ掛かります).
まぁ,一つ言えるのは,「見てるだけ」だから
楽しいのだ.それを超えると「現実」的な
部分と対峙せざるを得ない状況は必死であり
ぼくはそういうことでの神経浪費はあまり
好きではない.
ぼくの生き方や部屋は,「煩雑」という言葉が
似合うかもしれないが,男と女の間に生ずる
「煩雑」だけは避けて通りたい.
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