日進日歩

2000年12月1日
午前に起きていた。
いいともを見てた。
その間に研究室のM君から

 「資料の上に置いたOREOストロベリー
  お一つどうぞ」という内容のメールが

入っていた。
誰かが、ぼくがM君のOREOを執拗に狙って
いるということを漏らしたのだろう。
懸命なM君は奪われる前におとりの”一つ”を
差し出すという事前策にでたと判断できる。
表面的には「OREO1個」がぼくとM君の間での
妥協点になったが、ぼくの反撃計画のことまでは
彼も想像してはいないだろう。

15時30分。すずかけ入り。
TEXの余白の設定がどうしても巧くいかない。
あと、2段組とアブストラクト、表題との
連関がよくわからない。
ココから端末をwindowsに切り替える。
その間、カップラーメンを食らう。
駅前のトークスで90円で売られていたものを
思わず買ってしまったのだ。
今日は研究室では「OREO一個」以外何も食さない
意図を固めていたのに、到着する前に意外な
出費であった。
さて、WIN上では、研究のメインとなる
「メタフア理解モデル」の改良を行う。
どうせ、今日中には無理だろうと、
欠伸をしながら細かいパラメタをいじっていた
のだが、アルゴリズムで少し気になる部分が
あったので、試しに変えてみると・・・
ビンゴ! まだまだ手放しでは喜べない状態
ではあるが、嬉しくて叫んでしまった。
そこでモデル改良作業は打ち切り。
同僚のO君の学会発表に名を連ねることになった。
交換にぼくの発表にもO君の名前を載せる、
というO君きっての願いは、ぼくにとっても
利益になるので快く承諾。
問題のぼくの発表予定の学会は
2001年6月函館市。

20時15分長津田町G3棟を後にする。
帰りにいつものミスドによって
ハイデガーの「存在と時間」に入る。
世界についての記述。
配慮についての記述。
存在論的に現象学的に。
この読解に労する集中力は非常に多大なものだが、
そう長くは続かない。その後、修士論文の
章組みを考える。ぼくが今までに見てきた
論文を参考にする。

帰り道、ボルヘスの「不死の人」を片手に
改札をくぐりながらひとつ思った。

 「幸運を呼ぶアイテムの存在に気づいた瞬間
  その幸運を呼ぶ力は消滅する」

  

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